ニリンソウの花が咲き始めると山菜が次々と生えてくると言われる通り、4月17日、今年初めてホンナを発見。別名ヨブスマソウ(夜衾草)といわれるのは何故か調べてみたところ、ヨブスマ(夜衾=昔の掛け布団のようなもの)はムササビやコウモリを指すどこかの方言だという説や、「ムササビ」の古名だという説もありました。確かにホンナの葉の形はムササビやコウモリを思わせないでもありません。一方ホンナという名前は、茎が空洞になっているため折ると「ホンナ」とか「ポンナ」という音がすることから付いたようです。
ホンナは山菜御三家(シドケ、アイコ、ホンナ)の中では一番香りにクセがあり、苦みも若干あります。生なら天ぷらや炒め物に、茹でてはおひたしや和え物に、と特別な下処理なしにいろいろな料理が可能です。元々、北日本で食べられてきた山菜ですが、最近はその独特な美味しさが関東以西にも知られつつあるようです。もっともっと多くの人にホンナだけでなく山菜の魅力を知ってもらいたいものです。