ニリンソウ

4月10日、山でニリンソウの群生に出会いました。一本の茎から花が二輪つくことから付けられた名前ですが、実際は一輪だったり三輪だったりします。若芽の頃は葉っぱが猛毒をもつトリカブトに似ていますが、トリカブトは成長につれて茎が立ち上がるのに対し、ニリンソウは丈は伸びません。花もトリカブトは秋に青紫の花をつけますが、ニリンソウは春先に白い小さな花が咲きます。なので間違えるのは花芽がつく前の一時期だけですが、それでも混じりあって生えていることが多いので、ニリンソウを食用に採取する場合は細心の注意が必要です。もっともニリンソウ自体にも毒(アク程度らしいですが)が含まれているので、茹でこぼして水にさらすなどの手間が必要なのだとか。可憐な花の鑑賞にとどめておくのが無難ですね。

 

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